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自作編曲作品紹介

自身の演奏会用に4手連弾用編曲した作品を紹介します。
自作の編曲について
自分の編曲するにあたっての選曲へのポリシー。

@自分の好きな作品であること。一番重要
Aその作品に優れた編曲が存在しない、もしくは楽譜が入手できないこと。結構重要
B素人のお客さんでも飽きずに聴ける曲であること。
Cピアノ連弾に編曲することでその曲の魅力がより引き立つこと。
Dその作品がピアノの演奏会では滅多に聴けない作品であること。

選曲に関しては以上のことに気をつけています。
次に編曲自体にについてのポリシー。

@自分&パートナーが弾けること。一番重要(笑)
Aなるべく原曲に忠実かつ誠実に編曲すること。
Bステージ用作品として魅せる要素をもたせること。
C弾いていて(練習していて)楽しい編曲にすること。

今、現在はオルガン作品しか編曲していませんが、
将来的には弦楽四重奏やオケ曲にも挑戦しようと、思っています。

楽譜については、初演を終えて、お客様の反響が良かった作品から随時出版していこうかと考えております。
未出版作品のステージでの演奏をご希望の方はご連絡下さい、ご相談のうえ楽譜のデータを差し上げます。

J.S.Bach : 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542
記念すべき、第1作目である。
2011年のリスト生誕200年のメモリアルイヤーに、
リストの同曲の編曲をベースにオルガン譜と睨めっこをしながら、
試行錯誤を重ね編曲しました。

リストのオルガン作品の編曲にはオペラや、歌曲編曲程の霊感に満ちた編曲が見られず非常に保守的であるうえ、フーガでは演奏の都合による声部の削除も見られたために、この点を補填、拡大して4手用に編曲しました。

難易度は幻想曲、フーガともに非常に高く、弾きこなすには最低でも、チェルニー40番以上のメカニックと、1オクターブを余裕をもって掴める手のサイズが必要になります。
2011年、7月17日Music Bellsより楽譜出版しました!!
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サンプル音源←クリックで再生。

※録音機器の不備によりフーガ冒頭に音の欠落があります。

J.S.Bach : パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582
バッハの第2作目です。
この曲も以前から大好きな作品で、楽譜を探すもBWV.542同様、楽譜が見当たらず、唯一見つけた、レーガーによる4手編曲はやりすぎな(音の量が過剰)編曲に感じられた為、自身で編曲を決意。
ほぼ、2ヶ月ほどで完成。難易度は幻想曲とフーガより、かなり難しくなっています、また随所に連弾ならではのテクニックが散りばめられ、アンサンブル要素もかなり強くなっている。


2012年、8月29日MusicBellsより出版しました!!
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J.P.スウェーリンク : イ調のエコー・ファンタジー
多分、かなり珍しい編曲ではないかと思います。
まずスウェーリンク(1562〜1621)自体が初期バロックの作曲家で、ピアノの演奏会ではまずお目にかかれない作曲家だと思います。
編曲した経緯としては、大層なバロック作品ファンからのご要望があったというのがきっかけでした、この方からは特に作曲家の指定はありませんでしたが・・・
自分は以前から何か、他には無い新しい連弾レパートリーが欲しいと考えていた際に、大好きなオルガン作品の編曲してみようかと考えたら、真っ先に思い浮かんだのがスウェーリンクでした。
正直原曲は、音が少なく、調性も希薄なため編曲には苦労しました。ただ今作は、気軽に初期バロック作品に触れられるよう、今までの作品よりかなり簡易な作品となりました、それでも連弾ならではの掛け合いが楽しい編曲になっていると思います。

2011年、8月27日MusicBellsより出版しました!!
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J.S.Bach : トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538 《ドリア調》
バッハオルガン作品集連弾改編第3弾!!
この曲のトッカータは常にどこかの声部が16分音符で動いているという
何ともピアノ改編にもってこいな曲なのですが連弾編曲は自分が探したところ全く見つからなかったので、改編を決意。
トッカータでは積極的に音の追加を行い、原曲には無い掛け合いを追加、しかしオリジナルの雰囲気を崩すことなくよりピアノ曲らしく仕上げました。
フーガは対照的に非常に厳格で改編の施しようが無い作品のため、
ほとんど手を加えずに、ピアノ向けに音域の拡大と、音の充実化のみを施しました。
難易度はメカニック的には前2作品程では無いので、比較的弾きやすいと思います。(それでも一般的にみたらかなり難しいけど・・・)

そのうち、ステージでお披露目できればと思います。
こちらも、出版を予定中。

J.S.Bach : 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552 《聖アン》
バッハオルガン作品集連弾改編第4弾!!
通称《聖アン》と呼ばれる、この作品はブゾーニによるソロ編曲が有名ではないかと思います。
今回の編曲に関しては、かなりレーガー風の重厚感溢れるオクターブパッセージ多用しています。一応音の配置にはかなり気を使ったのですが、いかんせん音が多いのでかなり難しい編曲になってしまっています・・・
そのかわり、演奏効果はとても高く、レーガー版の4手編曲みたいな弾きづらさはかなり軽減出来ていると思います。フガート部分ではピアノ向けに結構遊んでます。
一方、厳格な5声の3重フーガは原曲に忠実に編曲しました。フーガの新主題が現れる度にアンサンブル要素が高まっていくので単純に演奏を楽しめるのではないかと思います。
フーガは声部の受け渡しがあちこちにあるので、合せが非常に苦労すると思います、メカニックは3〜4声のフーガが処理できれば全然問題なく演奏できると思います。

トッカータとフーガの演奏及び出版完了以降、演奏、出版の予定。


J.Strauss II : 美しき青きドナウNew!!
《音の樹》の演奏会用に編曲しました!!

もはや有名すぎて説明不要かと思います、ニューイヤーコンサートの定番曲。
一応、編曲のスタンスとしては・・・
簡単なのに派手な曲に仕上げる!!
の一言に尽きると思います。
合唱付きを編曲ベースにしていますので、再現部は無くあっさりスッキリしております。多少の声部追加及び伴奏の改編を施しておりますが、ほぼ原曲の雰囲気を残しております。

演奏の難易度は全音のピースD相当だと思います、曲の性質上プリモはメロディーの重音、セコンドは左手の跳躍が頻出します。
演奏効果は高いので色々な場で使えると思います。

2012年 6月1日 Music Bellsより出版しました!!
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演奏動画はこちら!!